【かごしまのSDGs紹介】障がいや病気をもつ子をケアする保護者にホッとできる時間を

SDGs

「SDGs」とは、「持続可能な開発目標」のこと。
「誰ひとり取り残さない」世界の実現をテーマに、持続可能な社会を目指して世界中の人が一緒に取り組んでいく目標です。その実現には私たち一人ひとりの選択や行動が大切です。

ケアする人に癒しを

心や身体に不調のある家族の介護や援助を行う人を「ケアラー」と呼ぶことをご存知ですか?
今回ご紹介するのは、鹿児島県内でケアラー支援の活動を行う『little happiness』。
鹿児島市星ヶ峯の知的障害者福祉センターふれあい館で、障がいをもつお子さんと保護者向けに、メイクやアロマ等のホッとできる講座を不定期に開催しています。

代表の瀧 聡子さんは、発達障がいのお子さんをもつママ。
診断が出た頃は、2才のお子さんを前に「なぜうちの子が」と思うばかりでした。
3年が経った頃『悩んでいるのは自分だけじゃないかも』と思い立ち、一念発起。
メディカルアロマセラピストの資格を取得して、令和3年5月、コロナ禍のなか手探りながら活動をはじめました。

代表の瀧 聡子さん

「私自身、以前務めていた医療施設の受付業務で末期の癌患者さんやご家族のお話を聞く機会があったのですが、治療を受けるご本人だけでなくご家族も辛い思いをされていると知りました。その後私の父も口腔癌を患い、口腔外科の先生方にたくさんのサポートをしていただいたんです。今でもとても感謝しています。そういった経験も、ケアラーサポート活動を始めるきっかけになったと思います」

「日々のケアで悩みが深くなってしまうと、話もしたくない状態だと思います。まずは体をほぐしリラックスして、心の中に少しでも心地よい風が通る場所になればと思っています」と語る瀧さん。
ケアをする人が問題を一人で背負いこんで追い込まれてしまう前に『心のクッション』になりたいという活動理念に、賛同してくれる方も増えています。

講座に参加した方からは「普通のメイク講座、アロマ講座はなかなか行きにくいということもあるので(子どもさんが集中できないという特性もあるため)またこちらであるときは是非参加したい」との声も届いています。

元ブライダルメイクのプロが講師のメイク講座

「little happiness」という団体名には、「保護者の方に、どんなに小さなことでもお子さんの成長をいっぱい喜んでほしい。そしてそれを一緒に喜びたい」という思いが込められています。
今後は小児病棟のある病院でもボランティア活動をしていきたいとのこと。
活動の最新情報は、ラインやインスタグラムで配信しています。

最新の情報はこちらから!

コメント

タイトルとURLをコピーしました